インド

あなたは、あなたであればいい。

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これは私が「幸せ」になったプロセス。

絶望は手放すことができる

大きな、深い絶望を抱えていました。そこは光なんて言葉も忘れてしまったくらい真っ暗です。

生きてる意味が全くわからない。自分がどうしたいのかもわからない。

そして、もうダメだ、これ以上は進めない。そこまでになった時、最後まで残っていた感情がありました。

誰かの役に立ちたい

それに気づいたとき、わかったことがあります。私は誰かのために何かをしたいんだ。そしてそれができなくて苦しんでいるのかもしれない、と。

少し光が差してきたような感じがしました。

はじまりの前

「愛とは、大きな愛情をもって小さなことをすることです。」マザーテレサ

初めてマザーテレサのことを良く知ったのは、高校生の時です。マザーの言葉に、自分でも驚くほど心が震えました。

涙が後から後からあふれ止まりません。本当に魂の求めていることは、頭では理解できませんでした。

インドに行く。そう決めたのは、それからしばらくのことです。

インドへ出発

出発前、人生の道がわかったと思っていました。これが、私の生きる道。

マザーテレサのように生きたい。漠然とそればかりが頭にあり、2か月ボランティアをすることで、その道がさらに開けると信じていました。

きっと何かが見つかるはず!そう意気込んで出発した時のことを、今でも覚えています。

死を待つ人々の家でボランティア

最初の数日は、誰かに与えることの喜びを感じていました。

食事やトイレのサポート、マッサージやリハビリなど、自分にできることを見つけて率先して働きました。

不思議なことに、汚いことも少しも嫌だとは思いません。

全てを捨てて、最も貧しい人のために働いた、マザーテレサに近づいているような気になっていました。

自分の欲に気がつく

毎日のボランティアに慣れてきた頃、ふとこんなことを思ってしまいました。

「これを、死ぬまで続けられるだろうか?」

確かに、人の役に立ちたいと言う気持ちはある。でもこの暑いインドで、ケータイ電話も持たず、家族にも10年以上会わない生活を、本当にできるの?

もっと色んな所に行きたい!友達と遊びたい、オシャレや恋愛を楽しみ、いつか結婚だってしてみたい。同時に自分の欲にも気づいてしまいました。

「私には全てを捨てる事はできない」そう思ってしまったのです。

幸せって何だろう。

毎日、葛藤する

それを認めることはとても苦しかったです。自分は意志が弱く、人の役に立ちたいと言いながら、自分のことでいっぱいではないか。

何でこんなに中途半端になってしまうんだろう。何でマザーテレサのようにできないんだろう。

毎日、毎日悩んで、ボランティアに行くのも義務的になってきます。そして罪悪感も増していきます。

人のために生きられないなら、私に価値なんてあるのかな。

私は何のために生まれてきたんだろう。

インドに来たらその答えが見つかると思っていたのに、逆にまたわからなくなってしまった。

この時が一番辛い時間でした。

ボランティア最後の日の夜

悩みつつ、また、絶望感でいっぱいの中、最後の日になりました。

いつも通りに行き、いつも通りやることをやって帰る。そして次の日の帰国の準備をして夜になりました。

その時、お世話になっていたインド人のお父さんが私に向かってこう言います。

「あなたもうボランティアしなくていい。ボランティアこれで終わり」

お父さんがどうゆう意味で言ったのかわかりませんが、本当に不思議なことにその言葉がそのまま私の中に、すんなりと入ってきました。

「ああ、これで終わったんだ」

体の力が一気に抜けました。

人生で何か大きなことをしなくちゃ。マザーのようにたくさんの人に愛を与えなくちゃ。そうでなければ、私が私を認められない

実は私の奥深い所に、自分を認められない、許せない、愛せない、そんな強い否定の感情があったのです。

理由なしでは認められない、認めてもらえない。だから、みんなから尊敬されるマザーテレサに強く憧れていたのかもしれない。

それに気づいた時、突然、私の人生を根本から救ってくれたこの言葉が響きました。

あなたは、あなたであればいい

私は、私で生きていく

「あなたは、あなたであればいい」。これはマザーテレサの言葉です。

その言葉が体中に響き、また涙があふれてきました。

私は私でよかったんだ。他の誰かになる必要なんてなかったんだ。

そして、その時すべてがわかりました。

生まれてきた時のこと、純粋に世界を認識していた頃、あれ?何かが違うと思い、自分を見失いはじめた頃。

生きていくためには何かが必要だった。それがどんな感情でも、私が壊れるくらいなら何でもいい。

悩み、苦しみ、悲しむことで生きていられたことに気がつきました。

だけどもう、絶望とさよならしよう。

そしてはっきり、絶望感と私が切り離されていったのを感じました。

地に足がつき、自分の中に見えない太い柱が立ったような感覚でした。

いつも、幸せ

生きるのが怖くて怖くてたまらなかった私が、一人でインドまでやってきて本来の自分を見つけることができました。

それからは、人生が本当に楽しいです。

生活の中で、怒ったり、悲しかったりすることもあるけれど、その水面下では穏やかな幸せが静かに続いている。

この変わることのない幸福が、本当の私なんだ。

何があっても大丈夫

私がいなくなっても、世界は変わらずに存在し続ける。そう思っていた時は、どこか寂しくて悲しかったです。

でも、そうではなかった。

命はみんな繋がっている。私も、あなたも、全部。

あなたが喜び幸せでいるだけで、やがて世界は平和になっていきます。

「何があっても大丈夫」と言うのは何も悪いことが起こらないから大丈夫、なのではない。

何が起ころうが、あなたは大丈夫なのです。

訪れてはやがて消えていくものに振り回され、どうか自分を見失わないでください。

安心していてください。

いつも、何かに見守られているような、そんな気持ちでいてください。

なぜなら、あなたはいつでも絶対的な存在に強く守られているからです。

喜んでください。

躍るように、祝福してください。

今、ここに生きているということを。

あなたにやさしい光がやってきますように。

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Sumi

今を楽しもう!がテーマ。海外ひとり旅、色んな国のおいしいもの、料理、ヨガ、英語、などなど楽しい趣味がいっぱい。読んでくれた人の心がほっこり温まるような記事を心がけてます♪

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