インド

孤児の家でボランティア。手足のない子に噛みつかれた話

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マザーテレサは「死を待つ人の家」の他にも様々な境遇の人たちのために多くの施設を作りました。今回は「シシュバン(孤児の家)」と「ダイヤダン(障害を持つ子の家)」でボランティアした時の話です。どちらの施設も100人以上の子が生活しています、親に捨てられ、また何らかの理由で孤児になってしまった子どもたち。

初めて見る衝撃の光景

元々私は小さな子どもと遊んだり、面倒をみるのが好きでした。でも、私が日本で出会う子どもたちは健康で、家族にも恵まれています。

ヘビーな死を待つ人の家で午前中働いた後の気分転換のつもりでこの施設へ行った私は、自分の予備知識の無さを思い知ることになります。

シシュバン入口

始め、部屋に一歩入った時、目を疑った。そこには手足の折れ曲がった子、目がつぶれた子、手足の異様に細い子、そしてサッカーボールほどの大きさしかない胴体だけの子が床に座っていました。

私がぼーっとしていると、男の子が全身を使って何かを訴えています。その子の目線の先にはロッカーがありました。指をさして確認すると大きくうなずきました。カバンをしまうように教えてくれたのです。

ありったけの力を使って、、、

午後のボランテは子どもたちと遊ぶことがメインでした。私に向って「抱っこして」と、わりと体の大きな男の子が手を伸ばしてきました。(自立支援のため抱いたりするのはあまり良くない)というよりしがみついてきたので、抱っこすると私の胸に顔をうずめて落ち着きました。そして下ろそうとすると嫌だと暴れます。日本で言うと小学2,3年生くらいの男の子でしょうか。目は見えていません。

また、別の日、今度は体の小さくて手足の信じられないくらい細い子に手を掴まれました。ハンディキャップを持ち、一人では歩けません。私に掴まりながら歩きたい様子です。しばらく一緒に歩き回りますが、その子の力がとても強い。私に全力で掴まり、全力で歩きます、よろけてしまいました。この細い体のどこにそんな力があるのでしょう。

手足の無い子がいました。性別は分かりませんがたぶん女の子。一人では座ることもできなくていつもゴロゴロと転がっていました。そして、突然その子が噛みついてきます。一瞬何が起きたのか分からず、、そして周りの子どもたちにも噛みつきはじめます。

初めて出会う孤児たち、そして障害を持った子どもたちに頭がついていきません。でも、その時はっきり感じた感情があります。

私、とても恥ずかしい

この子たちは、両親がいない上に、体も不自由。にもかかわらず精一杯生きている。動かない体で一生懸命自分をアピールして、見えない目で何かを感じようとしている。それに比べて私はどうでしょう。

日本に生まれ家族もいて、こうやって自分の力でインドに行くこともできる。だけど何かが足りないと感じ、将来が不安で、そしていつも自信がない。そんな私が恥ずかしくなりました。

ブランコをゆすってくれるだけで幸せなの

ある日、子どもの家の屋上に行くと盲目の女の子が静かに座っていました。私に気が付くと手を引っ張ってブランコまで連れていかれました。女の子がブランコに座り、私がゆらします。その子の顔はとても穏やかで幸せそうな表情でした。静かに2人の時間が流れます。

体が不自由でも、置かれた境遇がどうであっても、命は精一杯生きたがっている。

生きよう、生きよう、この子たちのように私も生きるんだ。

また聞こえてきた、私の本当の声でした。

Profile


Sumi

今を楽しもう!がテーマ。海外ひとり旅、色んな国のおいしいもの、料理、ヨガ、英語、などなど楽しい趣味がいっぱい。読んでくれた人の心がほっこり温まるような記事を心がけてます♪

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